2007年6月26日

ハゲタカⅡ



読みました。

前作とは、異なる趣のローな開幕。
この次元まで来ると、想像できる範囲を超えてますな。

Golden Eagleでも深海でノタ打ち回ることがある。
そんな闘いが生み出す巨大な虚無感は、やはり理解不能。。。

ただ日常の中で、ふと感じる空洞は誰にでもあると思う。
その空洞を埋めるために、何をするか?
何であれば埋められるのか?
そもそも埋める必要があるのか?
空洞があることを抱えながら前に進むしかないのでは?

そんなメビウスの輪を歩んで行くのがホモサピエンス
なのかもしれない。

ローな時であってもイキナリ、スイッチは入るモノ。
そのキッカケは容認できない事象を叩き潰すためという設定。

×窮鼠猫を噛む
○窮鼠猫を食う

こんな感じです。

のように読破した時のように「やってやろう!」てのは
薄いけど「やられたらやり返す」この手法の幅が広がった
気がする作品です。

ほどの期待を持たなければ、ソコソコ楽しめます。