2007年6月2日

楊家将



何故手にしたのか?よく覚えてないんだけど、北方謙三の
日本歴史小説は好きだったから、その時の自分は海を越えて
みようと考えたんだと思う。

本作品も非常に大きなインパクトに呑み込まれ、あっという間に
読み切りました・・・
今まで読んだ北方作品の中でも上位に入る傑作!

というのは主人公たる楊家はぶっちぎりの強さなんだけど、
敵方に規模や毛色は異なるけど、非常に強力な軍団を
率いる武将がいる。
数での勝負はモチロン、強力な軍団を率いる2人がぶつかる。
そこに身中の虫が・・・こんな手の込んだ物語は久しぶり。

読破した後の感覚が、いつもの達成感?爽快感?だけではなく
微妙な残尿感が。。。

そんな中、いつも殆ど読むことがない「あとがき」に目を進めると・・・
あるじゃんっ!続編がっ!2006/12に単行本が出ている!!


 
こんな大きな本を外出時に持ち歩くのは骨なので、
自分は文庫しかしか読まない。経済的にもしんどいし。

そんな訳で文庫になるまで、逸る気持ちを押させて首を
長くして待つとしましょう。

知らなかったんだけど、楊家将演義ってのは、中国では
三国志水滸伝に次ぐ人気作品なんだってね。
日本モノでも行間を狙う選択というか絶妙なポイントの主人公を
捉えて劇的な物語を送り出していたけどさ。

血涙文庫化を待つ間、水滸伝でも読んでみることとしましょうか。