2007年6月24日

AKIRA

個人的No.1漫画は、大友克洋AKIRA



初めての出会いは中学?高校?だったかな。
第四巻が本屋に積んで販売されていたのを横目に
「綺麗な紫色の漫画があるもんじゃ・・・」と気になったモノの
店の一等地で人通りも多く、「立ち読みは困難じゃ・・・」と
その時は開くことは無かった・・・

数週間後、そのヤマが店内に引き込まれ、(今思えば売上が
沈静化した時期だったんだろう)ゆっくり立ち読みが可能と
なった時期に開いた訳です。

あまり得意な画質では無かったので、普段なら即閉じるトコロ
なんだけど時間もあったから、読み進めた。

第四巻を読破した時には虜になってた・・・

その世界観は当時自分が出遭った漫画の中では比類なき
モノだったし少年を中心とした尋常ならざる力・近未来という
設定も良かった。

それ以来、アキラ・アーカイヴとか出版されれば迷わず購入!
映画が公開されればモチロン観に行った。
普段は決して入ることの無いアニメイトも入口から金田の
ポスターが見えたために入店し即買い!
 
DVDが出れば買ったし、当然BOXも。
K&Mからフィギュアが出ればこれもフルコンプ♪
最近では部屋が狭くなり、居場所を追われてますが・・・

ふとね、思う。「何がそうさせるのか?」
冷静に考えればタダの漫画なんですわ。
有り得ないことではドラゴンボールも同じ。



妙に現実味があったりする部分(食塩水と電気を使い
突然変異を誘発とかね)なのか?
純粋な勧善懲悪ではないところか?
本質を突いているポイントが随所にあったりするからかも。

健康優良不良少年
大人の論理に唯々諾々と従う優等生は鼻に付くから×
だけど根っからのボロボロな不良は華麗でないから更に×
かといって大人に対して臆面もなくアグレッシヴに
行動できない自分とのGAPを超える金田

劣等感&DRUG
必ずいる人気者の影に甘んじながら、我が道を進める
山形ほど強くなく、大したVisionも無いままに、機会があれば
その座に君臨したいと漠然と夢見る。
その機会があくまで受動的であったとしても、それを使い
のし上がろうとする鉄雄



使命感
最初は恋愛感情により関与するモノの、必要とされる
ことで大事なモノであったはずの恋愛感情を抑え、もっと
大きなモノのために立ち上がるケイ

力と理性
現代の大人にも同じことが云えるケースが多いと思われる
絶大な力を有するモノの、自我が欠損し反射的な行動のみの
アキラ



幼い時分には大なり小なり殆どの人が感じている・夢見た
ことがある事柄が鏤められ、それを支える詳細・高質の画力!

当初得意な画では無かったんだけど、読み込むうちに
その画にも、のめりこんでしまった。。。

自分が合わせてしまったのか?AKIRAがツボに合わせたのか?
未だ解けぬ謎のまま、今日もまた頁を捲ることになりそうです。。

作者である大友克洋にとってAKIRAの原点は童夢
自分は勝手にそう思い込んでるけど、AKIRAをジックリと
読み込む時間が無い時は 手軽な作品♪