2008年9月26日

とんぼ玉教室_第八回(最終)

 
とうとう最終回。
 
シミジミとした感慨に浸る間も無く、前回自宅作品の
ひだ文様に関して質問。
 

 
「参考書通りにやったら、こんな無様な玉が・・・」
 
「レースが倒れてますね。この玉に関して自分は
 スキガケを 行った後、透明ガラスとース部分を
 一緒に伸ばす作り方を、お勧めしてる」とのコト。
 
「何だとっ?前回自宅での失望感は何だったのだ?
 同じ玉なのに違う作り方があるとっ?!?」
 
幾分立腹したモノの、狙った玉が自らの手で
生み出せるのなら幾らでも飲み込みましょう、
この程度の怒りはね。
 
「ちょいと、やってみようか?」と早速講義頂きました。
 
<ひだ文様玉>
・素玉を作成する。その玉の上にレースの端切れを
 付ける。この際、あまりブンブン回転させると、
 その重みで離型剤が外れる可能性あり。
 またレースか周回させたら、あまった部分を喰切で
 長さを合わせ丁寧に切断するコト。
 そして切断面を丁寧に切断する。
・そしてスキガケ。この際レースの上にクリアガラスを
 乗せる。このクリアガラスと一緒にレースを伸ばして
 いくゆっくりと。
・クリアガラスの層が薄くなって来たと感じたらクリア
 ガラスを足す。この時、芯棒に触れるコト無いよう
 注意。何故ならばレースが拡がるエリアをクリアで
 封じてしまうと伸ばすコトが不可能となるため。
・慌てず、ゆっくりと。
 
そんな訳で出来上がった先生の作品。




 
流石です。この模様を強い色彩のガラスで作成できるよう頑張ります。
 

で、今回習ったのは気泡入りの玉
 
<部分気泡入り>
・重曹を用意します。和菓子などで使う重曹です。
 (我が家では栗饅頭の皮で使ったコトがあるらしい)
・これを水に溶きます。
・素玉を作ります。
・点を打ちます。その点の上をケガキを使い少々潰します。
・潰した点の上に水に溶いた重曹を垂らします。
 細いガラスやピンセットなどで、ピンポイントで垂らします。
 「ジュッ!」と音を立てて蒸発します。
・この時、全ての点に垂らすと、玉が冷え過ぎて割れる
 可能性があるので、温めつつ一点一点丁寧に。
・重曹の蒸発痕の上に、クリアガラスを乗せます。
・クリアガラスを丁寧に潰して整える。
 
本日1作目



 
これはクリアを乗せた後、整える時間がかかり過ぎて、
重曹水を乗せた場所にも気泡が入ってしまいました・・・
 
次は別の気泡入り玉。
 
<全体気泡入り>
・重曹をトレイの上に、そのまま散らします。後で使い易いよう
 5cm程の長さの細いラインにして置きます。
 映画のワンシーンにある「ドラッグを吸引する机の上」の
 ような状態。
・素玉を作ります。
・用意した重曹ラインの上で転がします。
・その上をクリアガラスでスキガケ。
・形を整えて完成。
 
本日2作目



 
重曹ラインを転がして、クリアガラスを巻いている最中に
外れました・・・初歩的なミス。。。
 
気を取り直して。
 
本日3作目



 
若干時間が余ったので、部分気泡入りを。
 
本日4作目


 
気泡入りの際、素玉は気泡が栄える、濃い目のガラスで
玉を作った方がいいですね。
 
こんな感じで最終回が終わりました。
先生ありがとうございました。後は独学で頑張ります!!