2008年9月12日

とんぼ玉教室_第七回

今回は作りたい玉をオーダーしてみました。
先日ネットで見かけた本の表紙を飾っていた玉。
英語表記っぽいので態々買うまでのコトはせずに携帯で
写真を撮って先生に「これを作りたい」と。
 

 
すると返ってきた答えは「簡単だけど、いい?」
「なんと!簡単ならば自分でやるから口頭で説明して貰って
 別のモノを教えて貰った方が効率的だよな、失敗したか?」
と軽い後悔を抱えつつ先生の手本を確認。
見た目には簡単そうだが、その精度・速度がキモじゃなと。

<名前不明。気泡入り格子玉としますかね?>
・素玉を作り、その上に点を打つ。素玉と点の色が相反すれば
 するほど際立つ。そうでなく、似通った色を使用したい場合は
 間に白ガラスなどを挟むと綺麗に仕上がる。
・打ち込んだ点は同じ量であれば綺麗。しかも白ガラス・
 色ガラスなどと重ねる際には、下のガラス>上のガラスの
 割合にすればレイヤーが綺麗に映える。
・打ち込んだガラスを、しっかりと素玉に馴染ませたら、その
 点の中心を良く温め、目打ちで押し込む。
 この時、良く温めずに目打ちが引っかかるようだと必要以上の
 力が離型剤にかかり、外れてしまう可能性あり
・目打ちした点が収縮し閉じてしまう前に、透明ガラスをのせ
 目打ち部分にある空気を閉じ込め、気泡とする
・素玉の端部分は中心部分より小さめにすると完成時に綺麗。
 更に目打ち時にも小さい方が適量の力で済むので楽チン
 

 
正確に等間隔でないと、このように融合して
点では無い模様になってしまいます・・・
 
 
この玉は素玉を濃茶にしたので、ベースに白など
置かず、緑と紫を直接置きました。
が、やはり滲んでみえます。輪郭の意味合いでも
ベースは置いた方が見栄えが良さそうですな。
 

 
次の回で教室は最終となります。
今回同様、何かオーダーを出してみようと思います。
効率的に得たい技法を習得出来るしね。