2008年2月1日

東大寺_奈良県

 
行って来ました。
 

 
この世界遺産の石碑は莫山だよな?文字の芸術性は良く判らんが
遊びがあるように見える、こいつは微笑ましいな。
外国の方は一層喜ぶのでは?象形文字みたいだし。
 
そして出迎えられたのは、南大門。デカイ!!
 

[南大門]
 

[南大門より金堂]
 
金剛力士像です。鎌倉時代のモノが、こんなにもシッカリと
残っていることに驚愕!建物ではなく外気に触れる場所にある
木造だものなー。
 
阿形

 
吽形

 
圧巻!!こりゃー悪いことはできません。
 


 
その後ろに石造りの獅子が。狛犬の原点なのかも。
ただ妙なのは内向きに置かれていること。
普通狛犬は外敵から守護するので外向きに置かれるモノなんだが。
内側に敵がいるとの暗示なのか??
 
中門
大仏殿を囲む回廊に大きな木像が2体。



 
向かって右手にいる像の足元には邪鬼と仏さんが!!
邪鬼ってのは、たまに見るけど仏さんの上に仏さん。
こんなのは見たことありません。
仏さんにも階層があるのは知ってるけど、足蹴にするのはねー。
仏さん同士の戦いが!?
 

 
大仏殿である金堂。

[金堂]
 

 
現在の建物は江戸時代のモノで当初の2/3の規模だそうな。
それでも十二分にデカイ。世界一の木造建築だし。
でも昔は1.5倍の大きさがあったってことでしょ?
その迫力たるや相当なモノがあったんだろうな。
 
金銅八角燈籠(国宝)


 
獅子が飛んでます!こりゃ珍しい!!
飛ぶ必要はないと思うのだが・・・奈良時代のモノらしく
当時は、そんな認識があったのかも知れませんな。
隣の扉には菩薩さんが彫られてます。
 
金堂内部に入ります。
 


この蓮の葉は大仏さんが座っているモノだけど1枚1枚が非常にデカイ!
ま、これだけの大仏さんが座る葉としては妥当な大きさなんだろうけど。
そして細工がそれぞれに施されてます。
 




今回金堂内部で一番印象に残ったのは、この金堂屋根の鬼瓦
こんなにも大きな瓦を数多くの支える建築物も凄いが、何よりデザイン。
恐ろしい表情です。退魔の目的とはいえね。
 



 
大仏さんです。デカイです。そりゃーもう。
随分と修復してきたんだろうけど、昔の印象と違うね。
こんなに立派だったかな?子供だったから凄さが判らんかっただろうな。
 

[虚空蔵菩薩]
 

[如意輪観音]
 

[廣目天]
 

[多聞天]
 
四天王のうち、廣目天と多聞天が守護してます。
持国天・増長天の姿が見えません・・・出張中?
 
今回の個人的なヒットは。
金堂の正面、中門下にある爐。
 




 
鬼の表情が堪りません。
 
そして個人的ホームランは。
法華堂。中に入った記憶は一切なく、ほぼ初の参拝。
 
今回は時間が早かったこともあって、貸切でした!
そして塑造日光・月光(がっこう)菩薩立像(国宝) を始めとして
16体のお出迎え。どの位置にいても何体かの視線を感じます。
 
正面にいると何も悪いことをしていなくても気後れする感じが
あります。
貸切で過ごした小1時間は、様々なコトを考えさせてくれる
貴重な時間でした。