2009年10月16日

若冲の間

行って来ました、皇室の名宝展。
 
伊藤若冲が公開されているとのコトなので。
若冲は昔から知っていた訳ではなく、宇多田ヒカルの
SAKURAドロップスのプロモで鳥獣花木図屏風の象を
見て初めて意識するようになった画家。



枡目書きと云う技法らしいのだが、江戸時代に何故
このようなテレビのような表現方法を考案したのか?
とても強い印象を受けたのを覚えています。
 
皇室で所蔵している作品があると云うのも情報として
耳にしたコトがあったので、本展は自分が待っていた
モノでした。
 
会期が短いコトもあったし、少しでもゆっくりと観たい
と思ったので、金曜の夕方行きました。混んでいた
けど、土日よりはマシな状況だったんだと思う。
 
素晴らしいの一言。若冲の間。
動植綵絵は圧巻です。 これほど精緻に描かれた
生命が羨ましく感じるほど。余程愛をもって観なければ
ここまで丁寧に表現することは不可能だろう。


これは相国寺に寄進されたモノらしいけど、
実際に相国寺で展示された状態でも観てみたい。
 
予定外に感動したのが高村光雲


矮鶏置物は動きが見えるような気になるし
萬歳楽置物は舞の神々しさまで感じられる。
 
今回は即位20年を記念した展覧会らしいので
次はまた10年後?もう一度観に行っておこうかね。